Primitive ring

K18 Primitive Ring

ゴールド(K18)の線材を芯金に沿って丸める。
火を当てて接合部を繋ぐ。
ハンマーで叩いて形を整え、仕上げる。

プリミティブ( 根源的、素朴 )な手法で作ることから「Primitive Ring」と名付けた3本のリング。

金属を叩いて成形する鍛造という手法で作ることで、金属の結晶が整い硬度が高まるので、華奢さと強度を併せ持ったリングに仕上がります。

一般的に出回っているリングの多くは「鋳造」という手法で作られています。

鋳造とは、石膏などで作った「型」の中に空洞を作り、その空洞の中に熱して溶かした金属を流し込み、金属が冷えて固まったら、型を崩して中の金属を取り出すという方法です。

鋳造指輪の一般的な製法としては、「ロストワックス法」というのがあります。

ロストワックス法とは、簡単に言うと、ロウ(wax)を、なくして(lost)作る方法です。

指輪の原型をワックスで作り、そのワックスを木のように仕立てた「ツリー」を作る。
ツリー(ワックスで作った原型)のまわりを石膏で固め、石膏が固まった時点で石膏を熱して、ワックスを溶かす。(石膏の中にあるワックスが溶けてなくなることで、石膏の内部に空洞ができあがります。)

石膏の内部にできた空洞に、熱した金属を流し込み、金属が冷えて固まったら石膏を崩して指輪を取り出します。
最後に、指輪に仕上げ加工を施して完成となります。

ロストワックス法は同じ形の指輪を一度に大量に作る事ができ、複雑な形も作れるのが特徴ですが、圧力を加える工程がない分、強度が劣るのが難点です。

シンプルなデザイン
付けているのを忘れてしまうほどの着け心地
繊細でありながらも存在感のある佇まい
どこか暖かみを感じさせるゴールドの風合い
強度と指馴染み

鍛造で作ったいわば1点物のシンプルなリングには、様々な思いがつまっています。

鏡面に磨き上げた「Shine」
K18 Primitive Ring / Shine

ヘアラインを施した「Matted」
K18 Primitive Ring / Matted

テクスチャ―を施した「Rough」

手仕事の温もりを感じさせる、やさしい着け心地の3種類のリング。
シンプルに1本だけ付けるのもステキですが、重ね付けすることで、また違った表情がお楽しみいただけます。